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はしりがき

ガラパゴスへよおこそ。

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誰にも考えつかなかったことなのか、当たり前すぎて言及されていないだけなのか、それが問題だ。

「除去耐性がない大型クリーチャー」を何と呼ぼうか。
《ロマノフ》とか、殿堂したけど《ミストリエス》も例としては優秀。まあ「除去耐性がない大型クリーチャー」でいいや。あとで置換すればいいし。
この「除去耐性がない大型クリーチャー」については様々な言葉で語られている。
「除去されなければ強い」「返しのターンで除去されるから弱い」「囮」「除去されないような状況で出すもの」「強いからこそ返しのターンで除去するんでしょ?」などなど。これらはどれも正解だが、正鵠を得てはいないように思う。一面的すぎるのだ。地球が太陽のまわりを回っていようが太陽が地球の周りを回っていようがそんなことは相対的な問題にすぎない(万有引力の問題はあるけどね)。重要なのは、そのような相対的な関係があることを示すということなのだ。というわけで本題。
「除去耐性がない大型クリーチャー」をデッキにどのような形に組み込むか、がひとつの切り口になる。つまり、「除去を打たれない前提で組み込むか」か「除去を打たれてもいいものとして組み込む」かである。

■除去を打たれない前提で組み込む
「他のカードで除去札を落とした上で「除去耐性がない大型クリーチャー」を出す」というのが基本理念。《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》は完全にこれ。

■除去を打たれてもいいものとして組み込む
「除去された場合、除去されない場合の両方に対応できるようにする」こと。大型クリーチャーという前提なので、よほど微妙なpigでないかぎり「除去されない場合」はまあそれだけで十分良い状態。つまり「「除去された場合」を考える」と言い換えてしまっても良い。ここに入るのは《パーフェクト・ギャラクシー》《グールジェネレイド》など。

さて、冒頭に《ロマノフ》《ミストリエス》を上げたが、これはどちらに入るのかといえば、組み込み方次第、あるいは構築次第だよねと言わざるをえない。例えば、G0デッキにおいての《ミストリエス》はデッキの中核たる存在なので「囮」としてはありえないが、《ミストリエス》の他に本命——私は金剛修羅に《ミストリエス》を積んだことがあるが——があれば、《ミストリエス》が除去されても「除去札を消費させた」と考えることができる。除去されなければドローができて万々歳だから、どちらに転んでもいいシステムができているということになる。《ロマノフ》についても同様のことが言える。これがナイトデッキに投入された数少ないフィニッシャーだというのであればハンデスを使って安全に運用する必要がある(「除去を打たれない前提で組み込む」の使用法)が、《グールジェネレイド》を組み込んだデッキだというのであれば別に除去されてもいいよねということになる(「除去を打たれてもいいものとして組み込む」の使用法)。つまり組み込み方によって役割がまったく変わってくるのだ。どのような役割を持たせてデッキに入れるのかという問題を全く考慮に入れず、カード単体のごく一面的な部分を取り上げて強弱を論じるのは愚の骨頂である。カードの強弱について論じる際には「どのような役割で使うのか」という前提を明確にしなければ「除去されなければ強い」「返しのターンで除去されるから弱い」・・というようなまったく不毛な議論を生むことになるだろう。

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